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夜景体系論(夜景評価考)

「東京夜景シリーズ」のガイドページには、夜景の種類を記しています。これは、夜景をわかりやすく解説したいのと同時に、夜景がさまざまなプロポーションを持っている、ということを伝えたいからです。夜景の形態は一見同じように見えても、人間の体型が人それぞれであるように、ひとつひとつ違っているのです。以下は鑑賞者の立場から見える夜景を分類し、評価付けたものです。参考図とともにご覧ください。

夜景観賞の主な体系夜景鑑賞の主な体系 参考図表示

 夜景をまず大きくふたつに分け、それらをまた幾つかに分類している。
 ひとつめの大きな柱は、その夜景が「パノラマ式」か「ストレート式」であるか、つまり「どのようにして見るか」というアプローチ方法である。
 「パノラマ式」とは、山の頂、丘の上などの高台から眺めようとするスタイルのこと。高いところに上れば上るほど視界が利くので、景色は当然開けてくる。その開けるという意味から「パノラマ式」と命名。
 「ストレート式」は、その逆。高いところに上らずして、立っているそのままの視線で眺めようとするスタイルある。この場合、鑑賞者の視線が見下ろすことなく、そのままストレート(目線)に夜景に注がれるということで、その名を付けている
 さて、「ストレート式」でもパノラマチックに見える場合もある。遠くまで視線が利きにくい一方、横への広がりという点で視界が利くのである。このタイプを「ランドスケープ型」と小生は命名している。
 また逆に、視界は利かないが、ひとつの要素がシンボリックに眺められる場合もある。たとえば、視界の大半をベイブリッジなどの象徴的なランドマークが占めているようなケース。これを「ランドマーク型」と名づけている。もちろん「パノラマ式」にも、「ランドスケープ型」と「ランドマーク型」のふたつがあるが、ランドマーク型は視界のなかで眺めるべき主役がはっきりしている場合が多いのが特徴。
 一方、「ストレート式」と異なっているのは、「ランドスケープ型」。「パノラマ式」は高いところから見渡せるため、それには距離的段階があるのだ。そこで眺められる奥行きを三つのタイプ、A、B、Cに分けてみた。Aは遠距離、Bは中距離、Cは近距離といった具合に分類している。
 例えば、かなり高い山に上って視界が利いたり、海沿いから、かなり遠くまで眺められる場合なら、「パノラマ式ランドスケープA型」というタイプが多くなるだろう。
 このように夜景のタイプを知ることは、見たい夜景を事前に把握し、確実に眺められることにつながってくる。せっかく夜景を見に行ったのに、イメージとは全然違ったということが事前に避けられるのだ。

夜景景観度採点表夜景鑑度採点表

 著書・本サイトの夜景地・店紹介で基準とした評価方法を図で解説します。評価は、夜景地と夜景店で異なるため、以下のそれぞれの項目をご覧ください。

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