MARUMARU MOTOO

夜景学

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  • 第II類:夜景情報論(夜景メディア論)

総論

○情報を有形化することの意味

夜景鑑賞を初めとした観光の効能は無形のもので、例え語り尽したとしても完全に伝えることはできません。しかし、夜景地という対象そのものに対しは情報化することで、有形化することができます。この夜景地情報の有形化により、「その夜景スポットではどのような夜景が鑑賞でき、何が期待できるのか」が可能になるのです。

■『夜景情報論』(夜景メディア論)の主な項目

[1] 夜景情報の始まり
[2] 夜景情報の一般化
[3] 夜景情報(書籍編)
[4] 夜景情報(ラジオ編)
[5] 夜景情報(テレビ編)
[6] 夜景情報(その他と応用編〜CD-ROM、DVDとしての夜景情報)
[7] 夜景情報における点情報
[8] 夜景情報における面情報
[9] 夜景情報における線情報
[10] 夜景情報における空間情報
[11] 今後の夜景情報の行方〜究極の夜景情報システム

夜景情報の歴史

紀行文、歌枕、絵巻、絵地図、絵画、舞台等において、観光情報の歴史がとても古いのですが、夜景情報はそのごく一部として取り扱われる以外は、非常に歴史の浅いものです。特に、現在のように夜景のみを鑑賞する視点は、日本においては、東京タワーがライトアップした時期に有形化されたといっても過言ではないでしょう。東京タワーのライトアップにより一般の人々が夜景鑑賞に感心を示し、夜景を見るためだけに訪れるというった夜景行動が一般化するようになります。無論、山上から見下ろすような夜景行動がそれまで全くなかったという訳ではありません。とはいえ、夜景が情報化されれ有形化することはありませんでした。しかし現在に至り、書籍や雑誌に、観光パンフレット等で夜景情報が提供されて以来、インターネットの普及、固定電話を超える携帯電話通信の普及により、夜景情報は拡大の一途を辿っています。さらに単なる一情報として提供されるだけでなく、質の高い情報=夜景の効果、効能、魅力を効果的に享受できる情報へと昇華しています。

正確な情報の共有化

質の高い情報を提供するためには共通の言語が必要になります。これは、各専門分野において専門用語があることと同じです。夜景情報においては、丸々もとおが夜景情報を簡単に共有化するために、『夜景用語』を作成し、発表しています。